駅遠の中古マンションは売却しにくい？その理由や売れる特徴・工夫を解説

駅から遠いエリアにマンションを手放そうとご検討ではありませんか？
駅遠の中古マンションは売れにくい傾向にありますが、買い手のつく物件には特徴や売却の工夫がなされています。
本記事では、駅遠の中古マンションに買い手が付きにくい理由や高値で売れる特徴、売却のポイントについて解説します。

駅遠の中古マンションが売却しにくい理由を解説

そもそも駅遠の定義は、駅から徒歩で15分以上かかる物件です。
しかし実際は駅から徒歩11分以上かかると、徒歩10分圏内にあるマンションよりも査定の評価が下がり、売れにくい傾向にあります。
その理由は、最寄駅から近いマンションのほうが需要が高く、買い手を持っていかれてしまうからです。
最寄駅から近い立地のほうが、交通アクセスが良く便利に移動できるため、需要が高くなります。
またほとんどの場合、立地が中古マンションの購入の決め手となり、最寄駅からの所要時間もチェックしています。
さらに頻繁に電車を使わない方にも、なんとなく駅から近いマンションが選ばれる傾向にあるため、結果的に駅遠のマンションが選ばれにくくなってしまうのです。

駅遠でも高値で売却できる中古マンションの特徴

一方で、駅遠でも高く売却できる中古マンションは存在し、そのような物件には特徴があります。
1つ目は、子育てのための環境が整っていることです。
マンションの近くに大きな公園や保育園、支援があるエリアは子育て世帯に人気があります。
2つ目は、バス停が近くにあることです。
駅から遠くてもバス停が近ければ通勤や通学に便利なので、高値で売却できる傾向にあります。
3つ目は、再開発されるエリアにあることです。
再開発された、または今後される予定がある場合、その地域一帯の価値が高くなります。
また再開発されていないエリアでも、近くで大型ショッピングセンターの建設などの予定があれば、多少高値でも売れる可能性があります。

駅遠の中古マンションを高く売却するポイント

駅遠の中古マンションを高値で売却するには、いくつかのポイントがあります。
1つ目は、ホームインスペクション（住宅診断）をおこない、マンションに欠陥や問題がないことを証明することです。
証明することで値引き交渉の理由とならず、値引額を最小限に抑えられます。
2つ目は、売り出し価格を1割高く設定することです。
売り出し価格を高く設定しても買い手がつかなかったり、大幅に値下げしないと売れなかったりします。
また、中古マンションは値下げ交渉されることがほとんどなので、1割高く売り出し価格を設定するのが丁度良いでしょう。
3つ目は、同じマンションの別の部屋と売却のタイミングをずらすことです。
立地や周辺環境、間取りなどの条件が同じ物件を売り出すため、価格競争となります。

まとめ

駅遠の中古マンションは、駅近のマンションよりも売れにくいのが現実です。
しかし一定の特徴があれば、高値で売却できます。
また、そのような特徴がなくても工夫を施せば高値で売れる可能性は十分にあるので、困ったら不動産会社に相談しましょう。
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