2022-03-29
ご自宅の住み替えを考えたとき、住宅ローンの審査に通るかどうか不安な方は多いでしょう。
そこで今回は、東京都足立区で住み替えをご検討中の方に向けて、住宅ローンの審査基準についてご説明します。
審査に通らないときに考えられる理由や、審査に落ちてしまったときの対処法も併せてご説明しますので、ぜひご参考になさってください。
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目次
ご自宅の購入で住宅ローンを利用するときは、以下のような流れで手続きを進めます。
このように、住宅ローンの審査は「仮審査」と「本審査」の2回あります。
どちらの審査の場合も、審査される項目はほぼ同じなので、どのような項目が重視されるのか把握しておきましょう。
なお、住宅ローンの審査には明確な基準がないため、金融機関によって審査基準は異なります。
そこで、ここでは参考として、国土交通省が公表している「令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」に基づいた情報をご紹介します。
住宅ローンで審査される項目のなかで、金融機関が審査基準とする割合が高いものは以下のとおりです。
これらを「本人に関する項目」と「不動産に関する項目」に分けて、それぞれの内容をご説明します。
本人については、まず年齢が大きなポイントです。
金融機関の多くは、「満80歳までに完済すること」を条件にしているからです。
借入時の年齢と完済時の年齢は、その条件を満たすか確認するためにチェックされます。
次に、本人の健康状態も審査基準としての割合が高い項目です。
健康を損なう可能性があると、住宅ローンの返済ができなくなるリスクが高まるからです。
また、住宅ローンを契約する際は、基本的に団体信用生命保険への加入が義務付けられています。
団体信用生命保険は、契約者が死亡した場合などに備える保険です。
健康状態に問題があると、この保険に加入できず、万が一のときに金融機関が貸付金を回収できないリスクがあります。
そのため、健康状態は住宅ローン審査で重視されるのです。
そして、きちんと返済できる能力があるかどうかを調べるために、年収や勤続年数などがチェックされます。
収入の安定性が返済能力の評価につながる傾向があるため、勤続年数や雇用形態などを確認されることも多いようです。
不動産に関する項目で審査基準にされる割合が高いものは、担保評価です。
住宅ローンを契約する際に、金融機関は不動産に「抵当権」という権利を設定します。
これは、住宅ローンを回収できなくなった場合に物件を売却できる権利で、売却金は貸付金の回収にあてられます。
不動産の担保評価が低いと、そのような事態になった場合に十分な金額が回収できません。
そのため、不動産の担保評価を住宅ローンの審査基準としている金融機関が多いのです。
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ご説明した審査基準を満たしていると思っていても、住宅ローンの審査に通らないことはあるでしょう。
その際、金融機関からは、住宅ローンの審査に通らない理由をはっきりと教えてはもらえません。
しかし、審査に通らない理由がわかれば対処法を考えることもできるため、原因を考えてみましょう。
住宅ローンの審査に通らない原因として考えられるのは、以下の3つです。
返済負担率とは、年収に占める年間の返済額の割合です。
年間の返済額には、住宅ローンだけではなく、車などのローンも合算されることが注意点です。
他のローンが多いと返済負担率が上がり、住宅ローンの審査に通らない可能性があります。
個人信用情報は、指定信用情報機関に登録される契約内容や返済状況などの情報です。
クレジットカードやローンの支払いなどを延滞すると、その履歴が登録されてしまいます。
すると、住宅ローンの審査に通らない可能性が高くなるので注意しましょう。
他にも、「年齢や年収が基準を満たしていない」「転職を繰り返していて安定性に欠ける」など、審査に通らない理由にはさまざまなものが考えられます。
申告した内容に誤りがあることも審査に通らない原因になるので、間違いのないように記入しましょう。
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審査に落ちた原因をふまえたうえで対処法を実践すると、次の審査に通る可能性が高まります。
有効な対処法は、以下の3つです。
それぞれの対処法について、ご説明します。
過去にクレジットカードなどの支払いを延滞したことがある場合は、個人信用情報が審査に落ちる原因になります。
個人信用情報はご自身でも取り寄せられるので、事前に確認しておきましょう。
もし延滞があった場合、完済した日から5年間は記録が残るため、その間は住宅ローンの審査が通りにくいでしょう。
審査の際に延滞理由を伝えると考慮してもらえるケースもありますが、場合によっては事故情報が消えるまで待たなくてはならないかもしれません。
日ごろから支払いを延滞しないように注意することが大切です。
返済負担率が高いことが原因だと考えられる場合は、以下の対処法を検討してみましょう。
頭金を増やすと借入額が減るため、返済負担率を下げられます。
また、返済負担率を下げるためには、住宅ローンを契約する方を増やすことも有効です。
たとえば、夫婦それぞれが住宅ローンを契約するペアローンにすると、一人の返済負担率が減って審査に通りやすくなるでしょう。
そして、住宅ローン以外のローンを完済することでも、返済負担率を下げられます。
可能であれば、検討してみましょう。
先述したように、住宅ローン審査の基準は金融機関によって異なります。
そのため、一つの金融機関で審査に落ちてしまっても、他の金融機関の審査に通る可能性があります。
また、一度審査に落ちた金融機関に再審査をお願いすることも可能です。
審査に落ちた原因に合わせた対処法を実践したあとで、同じ金融機関に再審査を依頼しても良いでしょう。
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ご自宅の住み替えをする場合は、住宅ローンの審査を通過できるかどうかが大きなポイントです。
事前に審査項目や落ちる原因になる要素などを把握して、審査を通過するための対策を立てておきましょう。
なお、ご自宅を住み替える際は、現在のお住まいの売却も同時に進める必要があります。
購入と売却を並行して進めるときは、同じ不動産会社にご依頼いただくと、どちらもスムーズに進行できるでしょう。
株式会社ホームプラザは、東京都足立区で不動産の購入や売却のサポートをしております。
住み替えに関する疑問やお悩みなどがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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