相続土地国庫帰属の申請要件は?かかる費用やメリットについても解説

2026-05-12

相続

相続土地国庫帰属の申請要件は?かかる費用やメリットについても解説

遠方にあるご実家など、利用予定のない土地の相続に、頭を悩ませていませんか。
使い道のない不動産を、抱え続ける不安は大きいものですが、適切な制度を知ることで、将来の負担を軽減できるでしょう。
本記事では、手放したい不動産のお悩みを解決する「相続土地国庫帰属」と、申請にかかる費用、利用するメリットも解説します。

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相続土地国庫帰属とは

相続土地国庫帰属とは、相続や遺贈によって取得した土地を、一定の条件で国庫へ引渡すことができる制度です。
この制度は、利用予定がない土地が放置され、所有者不明土地が増加している背景から創設されました。
利用できるのは相続などで、土地を取得した方に限られるため、売買や贈与の場合は対象外となります。
また、共有地の場合は、共有者全員で共同して、申請しなければなりません。
申請には厳格な要件があり、無条件で国が引き取ってくれるわけではないのです。
建物や担保権がある土地、境界争いがある土地などは、対象外として扱われるでしょう。
さらに、管理に過大な労力がかかる崖地なども、不承認となる場合があるため、事前の確認が重要です。

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申請にかかる費用

制度の利用にかかる費用は、「審査手数料」と「土地管理費相当額の負担金」の2つです。
審査手数料は、申請時に一筆当たり1万4,000円が必要であり、不承認でも返還されません。
そのため、申請前に要件を満たすか、慎重に見極めることが大切なのです。
また、審査で承認された場合は、引き取り後の標準的な管理費用を、考慮した負担金を納付することになります。
負担金は、原則一筆20万円ですが、土地の条件によって、算定方法は異なります。
負担金算定の具体例として、隣接する宅地を合算して、20万円で済むケースもあるでしょう。
一方で、市街化区域内など管理の手間がかかる宅地は、面積に応じて増額されます。
土地の種類や、所在区域によって必要な資金は変わるため、余裕を持った資金準備が求められます。

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制度を利用するメリット

この制度を利用するメリットは、望まずに相続した土地の管理負担を、将来にわたって解消できる点です。
利用価値の低い不動産は、維持費がかかり続けるため、処分方法の選択肢が増えるのは利点となります。
また、個人の負担軽減にとどまらず、社会課題である所有者不明土地の発生を、予防することにも繋がります。
不要な土地を国へ帰属させれば、権利関係の複雑化や長期間の放置を防ぐ役割も果たせるのです。
さらに、土地を手放した後の損害賠償責任が、限定的になる点も安心できる要素となります。
負担金を納付して、正式に国庫へ帰属した後は、土砂崩れや不法投棄などの、管理責任から解放されます。
将来の紛争や、予期せぬリスクを回避したい方にとって、実務的な解決策となるのです。

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まとめ

相続土地国庫帰属は、相続などで取得した土地を、厳格な要件のもとで、国に引渡すことができる制度です。
審査手数料や、面積などに応じた管理負担金といった費用はかかりますが、事前の確認で目安を把握できるでしょう。
不要な不動産の管理負担を手放し、将来の賠償リスクや所有者不明化の予防にも繋がるため、ぜひご検討ください。
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