袋小路にある家は売却が難しい?価格への影響や売却方法をご紹介

2024-01-09

袋小路にある家は売却が難しい?価格への影響や売却方法をご紹介

国内にはさまざまな条件の不動産が存在し、袋小路に位置する家もそのひとつです。
物件の条件によって売却のしやすさや価格は異なりますが、袋小路の家は比較的売却が難しいとされています。
今回は、袋小路とはどのような土地か、袋小路にある家の価格への影響や売却の方法についてご紹介します。

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袋小路にある家とは

袋小路とは、道路が行き止まりになっており、通り抜けできない土地のことです。
出入り口が1つしかないため、袋に見立ててこの名前で呼ばれます。
とくに、袋小路の土地や袋小路の家として表現されるのは、もっとも奥まった場所にある土地や家屋です。
袋小路の家は、通り抜けできないため車が通る可能性が低く、事故の心配や排気ガスによるトラブルが少ないメリットがあります。
外部から人が入ってくる機会も少ないため、不審者が居ればすぐに気付ける点もメリットです。
一方、デメリットとして車の出し入れが難しいことや、災害時に避難しにくいことなどが挙げられます。
また、ご近所が顔見知りになる場合が多く、人付き合いが苦手な方には向かない土地です。

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袋小路の家の売却価格と売りにくさの理由

袋小路の奥まった場所にある家は、価格の評価が低く売却しにくいケースが多いです。
現行の法律では、土地に建物を新築したり、建て直したりするためには接道義務を果たさなければなりません。
接道義務とは「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければ再建築できない」と定めたルールです。
接道義務を果たしていない土地は評価が相場の5~7割程度まで下がるほか、再建築できないためなかなか買い手がつきません。
袋小路の奥まった場所にある家は間口が狭く、この接道義務を果たしていない場合が多いため売却が難しいのです。

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袋小路の家を売却する方法

売却したい土地が接道義務を果たしている場合は、通常の物件同様の方法で売却できます。
家をきれいに片付けて内覧のイメージを良くする、メリットもデメリットも両方伝えて誠実な印象を与えるなどの工夫があれば、高く売却できる可能性があります。
一方、接道義務を果たしていない場合は通常の物件と同じように売るのは難しいため、別途工夫が必要です。
再建築不可の土地であっても建築確認申請の要らないリノベーションはできるため、建て直しが必要ないほどしっかりリノベーションすると良いでしょう。
また、一度建物を解体して更地にし、隣人に土地を売却すると土地を合筆して接道義務を果たせるようになるため、広く土地を使いたい隣人の方には売却できる可能性があります。

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まとめ

袋小路の奥まった場所にある家は、売却価格が下がり売れにくい傾向にあります。
事故に遭いにくいなどメリットもあるものの、車の出し入れが難しい、接道義務を果たしていない可能性があるなどデメリットも少なくありません。
売却の際はメリットだけでなくデメリットもしっかり伝え、誠実に対応すると良いでしょう。
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